六所宝塔

石塔

製作後記 六所宝塔

平安時代、全国六ヶ所に伝教大師(最澄)が六所宝塔(安西筑前宝塔院)を建設、現在までに消失してしまい、昨年(平成21年)太宰府の宝満山に宝塔の跡地が発見される。

宝塔の製作依頼があり製作、笠の大きさが2m10㎝、重量約1.5トン、総高さ2m50㎝ 全体のバランスと笠の曲線に神経を使いました。笠の原石の大きさは倍近い大きさで、返したり、立てたり、注意を払いながら製作いたしました。

豊後高田市の熊野磨崖仏(国宝)の下の胎蔵寺(天台宗)に干支と龍を彫刻しましたことも何かの縁かなと感じています。